VS1400イントルーダー

 

 

カブの前に乗ってた単車です

 

なかなかイカつい感じです(笑)

 

それまでアメリカンタイプは所有したことがなかったので

購入しました

前期型の4速車(平成4年)ということで15年落ちになりますが

作りこみがしっかりしていて消耗品を除けば機関パーツは

しっかりしています

 

 

結局、チョイ乗りばっかりで近所のスーパーで買った

長ネギや大根をサイドバッグに差して走る日々でしたので

手放しましたがなかなか面白いマシンでした

 

なんといってもこの75Vツインエンジン

一気筒で700cc弱です

とてつもないトルク!

 

といいたいところですが

 

実はそんなにトルク感はありません(笑)

特に開け始めは

 

「あれっ?」

 

と思うぐらいにトルクを感じません

 

恐らくフライマスが軽いんでしょうね

繋がってしまえばそれなりの反応はありますし

シャフトドライブ特有の癖もそれほど感じさせません

 

大排気量なりの「ドコドコ感」は

2080km/hの辺りまででしょうか

それ以降は中排気量のVツインエンジンのようにふけ上がります

味わいはないですが

 

直線番長です(笑)

 

コーナリングもリーン・インでは曲がりません

ウィズか、ともすればアウト気味にしないと

まっすぐ進んで行こうとします(笑)

レプリカ世代の筆者が最初に笑ったのはこれでした

 

しかしながらヨジれたり、腰砕けになったりといった感触が

無いあたりは立派なものだと思います

エンジン自体が構造体になっているせいだと思いますが

ツーリングペースなら峠もOKでしょう

 

重心が低いのでこんな感じでトップケースを付けても安定しています

ちなみに装備重量は250kgを超えます

(このトップケースは現在カブに移植されております)

 

 

80年代にありながらジャパニーズアメリカンでもダビッドソンでもなく

オリジナルな造形を生み出したのはまさに先進的だったと言えるでしょう

ハーレー・ダビッドソン社からも賛辞を頂いたほどその時代としては

「異端」だったとも言えます

そのせいか発売当時は販売台数が少なく現存する車体は減る一方です

 

振り返れば当時の和製アメリカンは(レプリカ等であった筆者としては)

とても「ダサい」ものに映りました

当時が今ほど情報収集が容易であったならばこの車種に

興味を持っていたかもしれません

 

もうしばらく所有しても良かったと思う一台です

 

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